名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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咲月君〉
(ティラミスを食べている彼は笑みを溢しており。流石に"一口頂戴"なんて言う我儘を言う気はなく、ただただじーっと見つめるばかりで。此方の言葉にそっか、と言葉を漏らして何度か頷く相手。その一つ一つの仕草に大人っぽさを感じながら何処か感心して仕舞えばそっと目線を外してふわぁ、と今日何度目かの欠伸を零し。もう少し昨日早く寝るべきだったかと考えてももう遅いのは分かっていて、涙の出る目をゴシゴシと擦れば彼の言葉に耳を傾けて。)
「…気に入った。髪の毛邪魔じゃないし。…お花見、?桜、見に行くの?」
(表情が緩んだ彼にもう一度目線を向ければ花見の話が飛び出てきて。丁度外に行った時に桜を見に行こうかと候補に入れていた為に皆で行くのも悪くないかと考えて。少しだけ嬉しそうに瞳を輝かせれば絵を描く絶好のチャンスだと考えて。写真を撮って現像して家に持ち帰って、もう一度色付けをして絵を描くのも悪くないだろうと考えれば刻々と頷きながら言葉を紡ぎ。)
「…行きたい…絵、描きたい」
(流石にストレートに伝え過ぎたかと思ったのだが、少しくらい甘えてもいいだろうと自分に甘くなるところがあり。こういうところも直していかなければいけないと思いながらも直らないのは自分の性格が原因なのかと内心で自分のことを嫌いになるばかりで。けれどそんなことは今は置いておこうと一旦忘れて仕舞えば桜を頭の中で思い浮かべてみて。)
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