名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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渚ちゃん〉
(此方の答えにぱぁ、と顔を明るくさせた正面にいる彼女は突然両手で此方の手を包み。驚いたような顔をしながらキョト、と目線をぎこちなく動かす。どうやら何でも完璧に出来そうな彼女にも苦手なことがあったらしい。自分の手伝いなんて要らないと思っていたのだが、イラストを頼まれたことに対しての驚きを隠せずに何度か瞬きをして。象と麒麟と狐__良かった、人間じゃなくて。人間の絵はあまり得意ではない自分、対して動物の絵は簡単に描けると思えば少々安堵したような顔をして。堰を切ったように話し始める彼女の話を耳に入れながらそっと彼女に目線を向けて。)
「…僕で良いなら…」
(歳上の頼みを断るのは流石に失礼だし、そもそも絵の手本を描くくらいなら別に構わない。相手の思った風な絵になるとは保証できないが、描くくらいならば時間はあるし今は春休み。息を吐きつつ近くにあったスケッチブックを掴めばペンをくるくると回してふと気になったことを相手に問い掛けてみて。)
「…可愛い感じ、?それとも…ちょっとリアルな感じの方がいい…、?」
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