名無しさん 2019-03-16 23:21:22 |
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>涙ちゃん
(頭を撫で、満足したか頭をぽんぽんと軽く叩くとその手をゆっくりと下ろす。嫌ではなかったらしく、少しだけホッとした。自分の弟と妹は彼女よりちょっぴり年下だが、よく喧嘩したりそれでも仲良しだったりと不思議な二人だ。昔はなかなか仲直りしてくれず、対応に困った記憶もある。彼女は自分の妹たちとはまだ違ったタイプの女の子のようだが──とかなり彼女を見つめてしまったことに気付けば苦笑をして。自分の我儘に素直に頷く彼女に頬は緩むが、敬語へと戻す様を見て考えるように口に手を添えて)
いいよ?敬語じゃなくても。シェアハウスだと涙ちゃんが1番年下で気を遣うかもしれないけど。あ、ケーキもう一個食べる?璃音くんの分。
(タメ口でも構わないといった様子で彼女に述べるが、簡単なことではないだろうと思いつつ穏やかにゆったりとした口調で話し。ケーキの苺を名残惜しそうに食べている姿はとても可愛らしく目に映り、残念ながらショートケーキはないが璃音が先程いらないと話していた分があることを思い出すと、問いかけ)
”魔法使い”かあ。ありがとう。……うん、いいと思う。似合ってる。たまにはこうやって気分転換するのもいいんじゃないかな。またやってほしいなら頼んでくれても構わないよ。
(キラキラと瞳を輝かせて素直な言葉を洩らす彼女に、ふっと目を細める。確かに自分も昔、そんなことを思ったことがある。シンデレラの”魔法使い”みたいだ、と。主役のようにかっこいい王子様にはなれなくても、綺麗になりたいと、前向きになりたいと思う人の手助けならできるかもしれない、なんて考えるのは欲張りだろうか。懐かしむように笑うと、相手の隣に座りお団子頭を見て満足げに再度頷き。叶恋が入れてくれた自分のコーヒーを一口啜って、小さく息を吐いて)
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