匿名さん 2019-02-24 12:25:19 |
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(__ピピピピピ!五月蝿く部屋の中に響き渡るのは目覚まし時計の音。この音が何よりも不快だ、なんて馬鹿なことを思いながらゆっくりと身体を起こす。最近身体を起こすと頭痛がするのは何故だろうか。ベットの横に置いてあるチェストの上には頭痛薬が置いてあり。それを掴んでそっと白のカーテンを開ければピヨピヨとまるで漫画やアニメかのように鳴く鳥の声を聞きながら明るい陽の光に目を細めれば、クローゼットから制服を取り出し。パパッと着替えて、鞄には楽譜と本、そして教科書等が入っているのを確認すれば自室から飛び出す。姉に先を越される前に洗面所へと急がなければ、と洗面所へと向かえば丁度姉と鉢合わせてしまい。)
「…あ、姉貴」
「お早う、千歳。朝ご飯出来てるよー」
(ヘラヘラとした声を発した姉はそう言えば洗面所から出て行く。あんな風に掴み所のない姉だが、家事に関しては圧倒的に自分の方が劣っている。溜息を吐きながら顔を洗い、ふわふわとしたタオルで顔を拭けばリビングへと向かう。其処には先程会ったばかりの姉が朝飯をテーブルに並べていて。急いで朝飯を食べ終われば、慌ただしく玄関を飛び出す彼。)
「姉貴、!行ってくる!」
「あー、うん。コケないようにね」
(姉貴の余計な一言に「うっせ、」と返せば陽の光に晒されて目を細める。早歩きで学校へと向かい。学校へはたったの15分だ、と頭の中で考えながら信号を渡りつつふと頭に浮かぶのは幼馴染のことで。朝から何考えてんだ、なんて舌打ちをすれば足早に校舎へと駆けて行き。)
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