主 2019-02-23 16:56:57 |
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【世界観】
魔法はないが、剣と技術に特化した文明の中世ヨーロッパ的なファンタジー世界。電気はなく、灯りは大半は松明などの油を使ったものとなる。
【帝都セロンリーム】
ジューノ帝国の首都。華やかな街で、人々は平和に暮らしているように見えているが、その実、夜は犯罪者たちが闊歩する危険な街。しかし、それすらも可愛く見えてしまうのは、「宵闇の住人」がいるせいである。「宵闇の住人」の存在が人々に恐怖を抱かせ、外に出ようと考える者が少なくなっている原因。
【宵闇の住人】
大昔からこの世界に住む人間ではない異形な存在。食糧は生き血であり、その対象は人間だけではなく動物にまで及んでいる。「宵闇の住人」に捕まり血を吸われたら最後、生きていられるものは存在しない。絶対的な死が待っている。人間たちから「ヴァンパイア」と呼ばれ恐れられている彼らには、ニンニクも十字架も聖水も、銀製の武器すらもその効果を持たない。彼らを傷つけるすべは皆無に等しい。それだけでなく、人より身体能力の高く、総じてプライドが高い。自身たちをも階級でランク付けしており、位が高い者ほど強大な力を持っている。そして特徴の1つとして、不老不死である。そのため彼らには子孫を残すという概念はなく、性別も男のみ。そんな彼らが、ごく稀にきまぐれに人間の女を襲い、孕ませることがある。それによって生まれでた混血種だけが女ヴァンパイアと人間に呼ばれるが、「宵闇の住人」たちは、混血種を同胞という認識を持っていない。遊びで襲った女から生まれた人間に近しい生き物、の認識である。混血種は「宵闇の住人」のきまぐれの行いによって生まれた存在のため、数は限りなく少ない。
【対抗手段】
「宵闇の住人」を傷つける方法はほぼ皆無である。しかし、ごく最近になって偶然に知り得た情報がある。それは混血種の生き血を染み込ませた武器(もの)で攻撃すると効くということだ。全く別の人間の血ではなく、同族の血を半分引き継いでいるからこそ、相容れぬはずの血が混ざり合い、「宵闇の住人」たちの毒物として扱うことができた。混血種の血で染め上げた武器で戦うことが人間たちにできる唯一の救いであった。
【鬼姫/おにひめ】
死ぬギリギリまで血を抜かれ「宵闇の住人」の切り札として囚われた混血種の女ヴァンパイア。とある侯爵のきまぐれで生まれた存在。彼女の存在が人間の救いと切り札、そして「宵闇の住人」の恐怖と怒りを植え付けることになる。
【ヴァンパイアハンター】
「鬼姫」の血を吸った武器ブラッドユースを手に「宵闇の住人」たちを駆逐しようとする人間のこと。人間に囚われ自由を奪われ、そして一生血を抜かれるだけの苦痛を与えられている「鬼姫」に同情する者もいれば、人間のたちに使われて当然だと思う者もいる。武器は彼らに合ったもの。彼らは「宵闇の住人」を屠ることができるのか。
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