真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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「……そーかよ。テメェからの信用なんざ、こっちから願い下げだ」
(勝手に疑ってろと掴まれていた服の箇所を不快なモノを落とすように払っては離れていく背中に苛立ちをぶつけ、暫しギリギリと睨み続けていたが相手がハスタに着替えを促した辺りでさっさと着替えろ賛同の心が疼いて少し気が抜けてしまい。芋ズル式に組織が潰される事態は警察が優秀過ぎるのか組織がヘマをしたのか売られたのか、それとも双方誰かに踊らされてるのか、考えるだけ無駄だとスッパリ思考を切れてしまうぐらいには今の自分は部外者過ぎていて。どちらかの肩を持つ気もなければ心配する気もないと、浅く息をつき言葉なく二人を見送ろうとするのだが此方へ手を振るハスタが視界に映れば唇がキュッと引き下がり)
「ハスタっ、…………、き、気を付けろよ」
(気がつけば数歩の距離を素早く詰めた状態で相手の背中のシャツを指先で僅かに捕まえることに成功すれば、心配を滲ませた言葉が小さくポロリと落ちて)
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