主 2019-02-18 16:51:22 |
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(肩を叩いた瞬間と言ってもいいくらいの速さで彼は勢い良く起き上がり。ビクッと肩を跳ねさせれば驚いたように彼の顔色を伺っており。何故か満面の笑みである彼を驚きと同時に不安を持つような表情で見つめており。書けた?という問い掛けにコクリと頷いた。原稿用紙を受け取った彼の姿は本当に漫画家のようで__否、実際に漫画家、なのだが。あらすじに目を通し終わったのかバクバクと五月蝿い音を立てる心臓を落ち着かせるように深呼吸をして彼に目線をチラリと向けて。)
「…そ、そう、です…か…良かった、です…ッ!」
(彼の口から褒め言葉が飛び出したのを見て安堵したような笑みを浮かべる。3番目は病んでいるのは自分でも確認済みだが、読者の心に残るような作品を書けたのならば文句はない。気にする必要はないよ、という言葉にホッとして。一応彼の役に立てたのならばそれで良いかな、と思うことにして彼のことを見つめては急に気恥ずかしくなったのか目線を逸らし。)
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