……先生、ありがとうございました。 (先生が軽く笑ったのを見逃すわけがなく、それを不思議そうに思いながら自分の発した言葉はどこか変だったのかな。と疑問に感じていれば背中を向けてこちらに手を振りながら職員室に向かう先生に聞こえるか聞こえないかの声量でお礼を告げて。自分も下校するため靴箱に向かっていきながら「城木先生ってよくわかんない先生だな…。」とぽつりと呟いていて)