ななし。 2019-02-15 19:33:49 |
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>>24/榊
(早めに務めを終えて雑務をこなした後、契約している力と成る大蛇へ生気を与えやや貧血気味になりながらもようやく落ち着いてきた所で少し気分でも変えようと外へと出てきて。羽衣も被るようにと使用人等から言われて持ち出してきてはいるものの、逆に目立つのではとしかしてやたら滅多らに見せびらかせるものでもなく。憑いてると騒がれては面倒事にもなるし、何よりも裏の存在を知られては元も子もないので目立ちはするが逆にこれはこれで近寄り難いものになってくれればとも思う。草履を履き、待つ春を思わせる淡い色味の袴と着物、羽織りは幾重にも重なり重さがあるが嫌いではない。身体や顔の鱗を隠すように頭から半透明の羽衣を掛けてはそのまま門の外へ出ていき。最後まで使用人等には止められたがそこを振り切って江戸の町まで降りていけば、その活気ある人や店に魅了されるかの用に散策していくと、ふと何処かで見覚えのある後ろ姿が。周りからじろりと見られる視線も気にもせずに声を掛けようと後をついて行くも人々に紛れて距離が遠ざかってしまえばやっとの思いで追いついたかと少しばかり上がる息を整えようとした矢先、その彼の前に居る輩へと視線が行き。なんとも物騒な装いに少し身構えつつも足を踏み出して)
───久しいですね、海臣さん。この方達とはお知り合いで?…、あ。汚す所でした。さ、私とお茶でも如何です?
(緩やかな笑みを浮かべてその間に割って入るようにして踏み出して行けばなんとも可愛らしい鶴の折り紙を持った相手に、一瞬呆けた表情を見せつつちらり背後へ視線を移しその先に居る輩へと目元を細めて見詰めては問い掛け乍僅かに首を傾げて見せたところでふと風が吹き、羽衣がふわりと空へと舞えば小さな声を漏らし、そっと手を伸ばして地面に落ちたそれを拾うもどうやらはっきりとこの鱗を見られた様で何やら騒ぎ出す輩達にも目もくれず相手の腕を引き寄せて)
( /素敵な当主様…!絡ませて頂くには愚息な我が子ではありますが何卒よろしくお願い致します…!)
>>29/那岐
───あはは。統制してると言っても、私にはなんの力もない。貴方の力を自分の物のように言っているだけですよ。
(静かな部屋に鳥の囀りと自然のそよ風、自分の呼吸音だけが漂うこの空間はどこか解離されたような錯覚に陥りとても呼吸がしやすい。天井を眺めその板の目を数えていればふと足元の方で声がして。いつの間に帰ってきていたのやら、確か外に遊びに行っていた筈だが帰ってきていた事に気付かずだらしない姿を見られてはいつもの小言。それに対し笑って返してはよいせ、とゆっくり上半を起こして。威厳も何もない、ただ自分たちの力だと言い張りたくてこうやって契約をして無駄に力を示そうとしてきている傲慢な人間の一族に過ぎなくてそう思ってしまうと何処か居た堪れなくなってくる所為かちょっとだけ困ったような顔をするも、何やらたくさん詰まっている風呂敷を持った相手を不思議に思いつつも隣をとんとん、と小さく叩いて)
那岐も隣にどうかな?折角だから、外の様子を聞かせておくれ。それと、何をそんなに買ってきたのですか。
(穏やかな笑みを浮かべて見せるとあまり外に出られない分、自由に出入りする相手の話を聞くのが楽しみで、近くを通った使用人にお茶を頼めば姿勢を戻して正座をし所で何をそんなに買ってきたのか。あまり多くのお金を与えていなかったからこんなにも買ってくるのであればもっと渡しておいても良かったかもしれないと思考を巡らせつつ、こんなにも沢山買うほどに何か気に入ったものがあったのならそれはそれで自分のように嬉しくて思わず可笑しくもなり笑みも零れて)
( /素敵な素敵な大蛇様に対し呑気な息子ではありますが、お返事させていただきます…!
また質問に対してですが、妖怪や妖にたいしては畏怖に近いような存在とも言いましょうか。見えるのはそういう道の者が一般的ですが、たまに普通の人でも見えることもある。病気や災いもそういった者の仕業だと思われていると言った所でしょうか。何分説明不足で申し訳ありません。)
>>30/橘
(邸にも遠くから聞こえてくる囃子の音や太鼓の音、時折花火職人が手がけた彩り鮮やかなそれらも見えることも。使用人等にも暇を出し、遊んでくるように逆に命じては自分もこっそり行ってみようと準備をし始めて。袴では目立って仕方ないかと普通の着物を用意したがどれも花柄が多く女性物が多いのは何故か。ちょっとだけ不機嫌そうに顔を顰めるも仕方ないと袖を通し、白緑色を基調とし白で花柄が描かれたそれはとても綺麗で気に入りそうになる程。帯を締め羽織を肩掛けに顔を隠すにはどうしようかと悩むがいつもの通り羽衣頭から掛けて準備が出来れば町へと繰り出していき。その賑わう活気は心躍るものばかりで、少々目立つが周りの活気と色んなところから集まる人々によって掻き消されるお陰で可愛らしい金平糖も買う事ができた。それを口に一つ一つ頬張りながら歩いていては、見知った顔を見つけ。普通に挨拶をしようとするも何やらその横顔の雰囲気は良くないもので、相手の向ける視線の先に同じく遣ると察しが行き金平糖の入った小さな巾着を片手に下げては相手の元へと小走りで近付いて)
重、さん…っとと、危ない。──1人だなんて危険ですよ。ご一緒します。
(普段着慣れない着物のせいか声を掛けた所で足元が縺れ、転びそうになる所をなんとか体勢を直しては一安心。説明せずとも分かろうか、笑みを浮かべてはしっかり被った狐面にくすくす、と可笑しくなるもしかと握られた刀に僅かに眉を下げつつも護身用に持ち合わせている短刀があるのを自分も確認し)
( /素敵な息子様へGOー!絡ませて頂きました!狐面が素敵ですね!愚息ではありますがよろしくお願い致しますっ…! )
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