三丁目のミケネコ 2019-02-15 11:02:03 |
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小学生腐女子同士の百合小説です。
登場人物は、谷川光(たにがわ ひかる)(主人公、小学6年生、女の子)、青葉のぞみ(あおば のぞみ)(生徒会長、小学6年生、女の子)です。
谷川光の視線で書かれています。
~小学生が腐女子だと悪いですか?~
~第1話~
私は、昔から友達と言う友達がいなくて楽しみと言えば本や漫画やアニメを見ることだった。
でも小学五年生の時に衝撃的な出会いをした。
本屋さんで格好いい男の子が表紙に描かれた小説を見てなぜか心が引かれてその小説を買ってしまった。
本の内容は、高校生の生徒会長とヤンキーの男性同士の恋愛小説だった。
バトルシーンは、迫力が合って男らしさがアピールしていて格好良くて物語に夢中になった。
男の子のヤンキーが男の子の生徒会長に激しく攻められる様子にときめいた。
世の中にこんなにも素敵な恋愛があるのだと感動した。
そして私が腐女子になった瞬間でもあった。
小説の名前は、青春ディズ。
私の運命を変える小説との出会いだった。
それからBL小説、BL漫画、BLアニメにとBLに夢中になった。
それから気が付くと小学6年生になっていた。
小学6年生になってもBL好きがおさまることがなく女性同士の恋愛のGLにも目覚めてさらに私の腐り具合が悪化していた。
「は~~……やっぱりBL物は、いつ読んでもたまらないなぁ……
でもショタ物の弟攻めで兄受けってなんなのよ。
ありえないでしょう!
弟に攻められてたじたじになる兄とか兄が可愛らしすぎでしょう!
兄の何が俺達は、兄弟だから駄目よ。
あんたは、乙女かってよ。
しかもぐいぐいいく攻める弟が男らしすぎでしょう。
嫌がる兄がだんだん弟色に染まって行って最後に俺は、弟でも好きだ!って告白には、泣けたなぁ……
でもこの小説を書いている先生ってどんな方なのかな?
編集部とは、メールや手紙でやり取りをしているらしいんだよね
編集長ですらゆりね先生がどんな方なのか知らないんぢよね……」
私は、読み終わった小説をベンチの上に置いた。
私は、昼休みに中庭のベンチで小説を読むのが日課になっていた。
ふと、中庭の渡り廊下を歩いていく生徒会長の青葉のぞみ(あおば のぞみ)を見かけた。
「相変わらず生徒会長は、綺麗だね……
でも私みたいな腐ってる人種と無縁の存在だろうね」
私は、生徒会長が男同士の恋愛が嫌いだと思っていた。
だからこの生徒会長と係わることがこの先もないと思っていた。
「ん~~……まったく宿題を忘れたからって居残り授業は、止めてほしいよね。
あれ、何か落ちている……」
私は、宿題の忘れる常習者だった。
それを見かなれた先生が私に居残り授業をした。
そのお陰で下校時間のギリギリになってしまった。
帰る時に学校の廊下で書類の入ってそうな封筒を見つけた。
「封筒の中身は、なんなのかな……?」
私は、封筒の中身が気になって封筒の中身を取り出した。
「えっ、青春ディズの続編の原稿なの!?
どうしてこんなところにあるの?」
私は、いつも愛読をしている小説だと解ると驚いて声を出した。
「まさかゆりね先生は、この小学校の関係者なのかな?」
私は、この原稿を落としたのがゆりね先生だと考えるとねがぽじ先生に近づけるチャンスだと思った。
だから原稿を探している人物を探して校内を歩き回った。
「あれ、あれは、生徒会長だよね。
どうしたのかな?
生徒会長、どうかしたの?」
校内を歩き回っていると何か探しているかのような挙動不審の生徒会長を見つけた。
なんとなく生徒会長のことが気になって生徒会長の後ろから話しかけた。
「ひゃん!?た、確か谷川光(たにがわ ひかる)さんでしたね。
下校時間は、とっくに過ぎていますよ。
早く帰りなさい」
生徒会長は、私がいきなり声をかけたのを驚きの声を出した。
生徒会長の威厳からなのか落ち着いたように話した。
でも何処か落ち着きがないような何かを探しているように視線がキョロキョロしていた。
「今帰るところだよ。
ところで生徒会長、あのね……うんん、やっぱりいいよ。
またね、生徒会長」
私は、生徒会長のことが気になった。
でも今は、聞かない方が良いと思い聞くのを止めた。
「ま、待ちなさい、谷川さん。
この辺りで落とし物ってなかったですか?」
生徒会長は、私を呼び止めたけれども落とし物のことを聞いて良いのか解らずにおどおどしながら控え目に落とし物のことを質問をした。
「えっ、落とし物ってこの事なの?」
私は、さっき拾ったねがぽじ先生のBL小説の原稿の入った封筒を見せた。
「そ、それです。
知り合いが落としたから探してって言われていましたの。
さあ、その封筒を渡して下さい」
生徒会長は、私から封筒を取ろうとしたので生徒会長の手を避けた。
「あ、あの……谷川さん、さっさとそれを渡して下さい。
その……もしかして封筒の中身を読みましたか?」
生徒会長は、私が避けたのを見て戸惑うけれどもふと私の目を見て恐る恐る中身を見たのか質問をした。
「いえ、中は、少しだけしか見ていません。
もしかして生徒会長は、ゆりね先生だったりしますか?」
生徒会長の慌てようからして封筒の原稿を書いたのが生徒会長の気をした。
だから直接ゆりね先生なのか質問をした。
「そ、そんな下品な名前の人なんか知りません……」
生徒会長は、目をうるわせて視線を反らして知らないって嘘をついた。
「それは、あきらかに嘘だよね。
下品なって内容を知っているからそんなことを言うんだよね。
生徒会長、いや、ゆりね先生の小説は、いつも感動しているの。
繊細な男心を表してそして男同士のピュアとも言える恋愛にいつも萌えいるんだよ」
私は、生徒会長に詰めより生徒会長……いや、ゆりね先生の小説を誉めた。
「ま、待って、谷川さん、解ったから落ち着いてよ。
ここで話されるのは、まずいから取り合えず私の家に来てください。
話は、そこでゆっくりとしましょう」
生徒会長は、私のぐいぐいいく行動に戸惑い私を落ち着かせようとした。
そして生徒会長の家で話の続きをすることを提案をした。
「えっ、ゆりね先生の家に来て良いの!?
ぜひ、ゆりね先生の家に行かせて下さい!」
私は、ゆりね先生の家に行けるのが嬉しくて興奮気味に話した。
「だ、だから私がゆりね先生って言うのは、内緒にしていますからねがぽじ先生って呼ばないでください!」
生徒会長は、私の口を両手で鬱いで涙目で私を睨むように見つめた。
私は、慌てて首を立ちに何回も振ってここでは、言わないことを約束をした。
私と生徒会長は、生徒会長の家の部屋に来ると私と生徒会長は、椅子に座った。
「……それでもう一度聞くけれども生徒会長は、ゆりね先生で間違いがないんだよね」
私は、しばらく時間をおいてから生徒会長がゆりね先生なのか質問をした。
「はい、そうです。
私がゆりねで間違いありません。
日頃、規則だ、風紀だって言っている堅物な癖に影ではBLを書いている小説家だなんておかしいでしょう。
笑いたければ笑ってもらっても構いませんわ……」
生徒会長は、自分が日頃厳しい癖にこんないかがわしい物を書いている腐女子のことを攻めるように苦笑いを浮かべた。
「そんな生徒会長のことを攻めるわけがないよ!
私ね、生徒会長の小説に助けられたんだよ。
嫌なことが会った時にいつも生徒会長の書いた小説に萌えて元気をもらっているんだよ。
その事で生徒会長のことを悪く言う人がいたら私が絶対に許さないからね!」
私は、生徒会長に詰めより生徒会長の肩を掴んで真剣に生徒会長を見つめて生徒会長の小説を誉めた。
「え……えっと、ありがとう、谷川さん……」
生徒会長は、キスができそうなくらい間近に私の顔があるのと小説を誉められた恥ずかしさで私から視線を反らした。
「あっ……ご、ごめん、生徒会長……」
私は、生徒会長の小説のことで熱くなりすぎて生徒会長の顔が間近にあるのに気が付いて慌てて生徒会長を離して生徒会長から視線を反らした。
しばらく沈黙が続いてから私は、生徒会長がどうして小説家になったのか疑問に思い生徒会長の方を向いた。
「生徒会長は、何で小説家になったの?」
私は、生徒会長に小説家のことを質問をした。
「私が小説を書き始めたのは、小学四年生の時にネットの小説掲示板に書き始めたのが始めてです。
ちょうど小説掲示板に投稿し始めて半年ぐらいだったわ。
私の小説を読んだ編集者から私の小説を本にしたいって私の掲示板でお願いをされたの。
最初は、断るつもりでした。
私は、小学生の子供だったから小説を作るのに色々と問題が出てくると思いましたから……
それに私の家は、厳しいからBL小説を書いているってのを良く思わないと思うの。
でも編集者は、私のことを内緒にしてくれるって言うから本を出すことにしたの。
私がBL小説の本を出しているって知られたら学校も親も黙っていないでしょうね……」
生徒会長は、小説家になった時のことを教えてくれると困ったようなつらそうとも言える複雑な笑みを浮かべた。
「生徒会長は、辛かったんだね……
大丈夫だよ、これからは、同じ腐女子の私が側にいるよ。
生徒会長の苦しみを和らげることができないかもしれない……
でも生徒会長の苦しみは、理解しているつもりだよ。
だって私も同じ腐女子だもん。
こんなBLが好きだなんておかしいと解っているし人には、言えないもん。
だからもう1人で苦しまなくて良いんだよ……」
私は、生徒会長を優しく抱き締めて生徒会長は、1人でないことを伝えた。
「っ!?ありがとうございます、谷川さん……」
生徒会長は、私の気持ちと温もりを感じて安心したのとはりつめていた物がなくなって私を抱き締め返して嬉しい気持ちで涙を流した。
しばらくすると生徒会長は、私から離れた。
「ごめんなさい、見苦しいところをお見せしました。
もう大丈夫です」
生徒会長は、涙を拭いて晴れ晴れとしたニッコリと笑った。
「それならば良かった。
そう言えばもう友達なんだから私のことを谷川って呼ばずに名前の光って呼んでよ。
私も生徒会長のことをのぞみちゃんって呼ぶからね」
私は、生徒会長の様子を見てもう大丈夫だと安心をした。
それから後ろで両手を組んでのぞみちゃんを覗き込むように見つめて私を名前で呼んでほしいことをお願いをした。
「え、えっと……その……光さん……?」
のぞみちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて目をうるわせて上目遣いで私を見つめると恥ずかしそうにたどたどしく私の名前を呼んだ。
「うぅ……もうのぞみちゃんたら可愛らしいんだからぁ!」
私は、のぞみちゃんの恥ずかしそうな仕草が可愛らしすぎてたまらずのぞみちゃんに抱き着いた。
「わっ!?もう光さんたらいきなり抱き着かないでください」
のぞみちゃんは、私に抱き着かれると恥ずかしそうに顔が真っ赤になり慌てたようにおどおどとした。
「あっ、ごめんね、のぞみちゃん。
でも始めてできた友達が同じ腐女子仲間でしかも憧れのゆりね先生だなんて夢のようだよ」
私は、おどおどとしたのぞみちゃんを見て慌てて離すと両手を合わせて謝った。
友達が始めてできてしかも憧れのゆりね先生だと思うと嬉しくてニコニコ笑顔になった。
「もう光さんたら大袈裟なんですから……
私の方こそ同じ趣味の友達ができて嬉しいです。
私は、趣味を隠して小説家の仕事をしていましたから同じ趣味の友達ができるだなんて思ってもいませんでしたもの。
ですから今、こうして同じ趣味の友達ができて夢のようです」
のぞみちゃんを私と友達になれたのが嬉しいらしくて嬉しそうにやんわりと微笑んだ。
「これからよろしくね、のぞみちゃん!」
私は、のぞみちゃんの両手を握り締めて仲良くする意味も込めてニッコリと笑った。
「はい、私の方こそよろしくお願いいたします、のぞみさん」
のぞみちゃんも私の手を握り返してやんわりと微笑んだ。
私は、こうして生徒会長ののぞみちゃんの秘密を知るのと合わせてのぞみちゃんと友達にもなった。
のぞみちゃんの秘密は、とてつもない内容だった。
でもこれからののぞみちゃんと一緒に過ごす学園生活のことを考えると楽しみで仕方がなかった。
だって生徒会長で小説家のゆりね先生で友達ののぞみちゃんと一緒なのたがらつまらないわけないと思います。
~つづく~
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