通りすがりさん 2019-02-13 22:21:11 |
通報 |
(風呂へと入り、上がってくればソファーに座っている姉が此方を見るなり「氷雨さぁ、」なんて話し掛けてきた。不審そうに彼女のことを見れば彼女はいつも通りヘラヘラと笑っていて。その目に真剣さはなく、溜息を吐きながら彼女の方へと歩み寄っていく。彼女はソファーの端により、隣に座るように此方に促してきた為黙って彼女の横に腰掛ければ、彼女は静かに告げる。)
「…あのさー。
最近どう?」
「何だよ急に。…姉貴よりは上手くやってると思うけど」
(そりゃあ良かった、なんて笑った彼女は不意に近くのテーブルに目線を向ければそれを指差す。そこにあったのは先程置いておいたスマホで、首を傾げれば彼女は「返事来てたよ」と告げ。)
『…別に心配じゃないんで。僕の面倒ごとを回避する為です、』
(上記のように返信をすれば彼女がぴしゃりと言い放つ。)
「精々上手くやるんだよ」
「本当何だよ、辛気臭い。…アンタらしくもない」
トピック検索 |