通りすがりさん 2019-02-13 22:21:11 |
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(息を吐きながら飲み会の様子をジッと見ていると、とある上司が話し掛けてきた。面倒な雰囲気を出すことはなく少々笑みを浮かべて其方の方を向けば、今日何度か顔を合わせている上司であることに気がついた。首を傾げつつも内心少し嫌気がさしながら返事を考えるのだが、其処に纏い付く酒の匂いだけで少し酔いが回ってきていて。__不味い。彼は自分の特性をよく分かっている。酒に酔えば突然頭が回らなくなる。)
「…あぁ…はい」
(無難な返事。それで良い、そうでなければいけない。自分が愛想のいい人間でいることで利益が舞い込んで来るのなら、僕はそれで構わない。面倒であることに変わりはないけれど、リターンは大きいのだから。酒を勧められ、素直に肯定すればどの同僚にも助けて貰えずに息を吐き。)
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