通りすがりさん 2019-02-13 22:21:11 |
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(何もかも上手くいっていると錯覚している、それは分かっているけれど認めたくない自分が何処かに居て。気付かぬうちに自分もそれを認めようとしてしまっているから、そんな自分も嫌いだった。息を吐きながらもタイピングする手は止めずに資料を作るばかりで。ふと何処かからの視線を感じてふわりと髪を揺らしながら振り向けば、其処には名前だけしか知らない上司が其処には居て。適当に会釈をすれば声を掛ける。)
「…お早うございます」
(上司ということもあったか敬語を使って挨拶をすれば、ペコっと頭を下げる。僕が求めるのは__功績。それを手に入れる為ならば上司の壁を超えて仕事をするのが自らの真意なのだ。それは変えられないし、何よりそれが自分の仕事なのだから仕方がないと言ったら仕方がない。何故見られていたのかは分からず、小首を傾げてみせて。)
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