通りすがりさん 2019-02-13 22:21:11 |
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(__怠い。
昨日は徹夜で本を読んでいたこともあってか、眠気が収まらない日々を過ごすことになりそうである。社内では勿論のこと外では愛想を振りまいている彼のことだから、ストレス解消法として本を読む生活をしているのであろうが。逆効果だということを彼自身理解しているのだろうか、という程疲労感が溜まっているのも事実だ。息を吐きながら彼は社内へと足を踏み入れて行き、周りの人間に挨拶をしながら自らのデスクに座る。)
「…あ、おはよ」
(背後に通りかかった同僚に挨拶をした彼は西園寺 時雨。名前は大層なものだが、ただただ普通の会社員である。まだまだ若手の方なのだが、仕事のスピードは一般人よりは早いであろう。それが彼の売りでありながら社会的なルールなのだ。彼は完璧主義者、自分を偽ってでも完璧を演じたいのが本心。内心で息を吐きながらも彼はパソコンを起動させ、早速仕事を始めることにして。)
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