とある妖怪 2019-02-13 00:15:11 |
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>>辰巳
そうだろう。俺の意のままになる。
(その声色に向けられる関心が窺えれば、何処か得意げに微笑んで空中で胡坐を掻きながらひらりと手を翳し。相手の周囲にぽつぽつと浮かんでいた幾つかの火種は己の手中で一つの炎となり、指先の動きに合わせて形を変え。いつしか大振りな彼岸花を描いた燃える炎を相手の目の前へと放つと、言われるまま隣に腰を下ろし。「下で鷺が罠に掛かってンのさ。あの美しい鳥も食らうのだろうなァ、人間様は」と相手の言葉に応えてやれば、些か残念そうな呟きを落として足をぶらぶらと揺らし)
>>斬
御恩とはまた大袈裟なもんだ。だがなァ、折角だから頂戴しておくとするかね。
(ほんの僅かに力を使っただけの事。あまりにも大袈裟に過ぎる相手の言葉には思わず笑ってしまうが、好感を持てる点であるのもまた事実。口元に弧を描いてひらりと宙に浮けば、其方へ顔を寄せ人差し指で相手の顎をつぅ、と撫でて)
>>千里
愚か者を弄ぶのはそォんなに楽しいもんかね。この性悪がァ。
(言われるまま相手の正面に落ち着けば、立てた片膝に顎をのせて座る体勢で其方を見据え。詳しく聞かずとも彼が常日頃人間を揶揄い回っているのは既知の事。面の下で心底可笑しげに目を細めれば、クツクツと喉を鳴らして笑い。羽に触れられる感触がすれば其方をちらりと一瞥しつつ「ッはは!そりゃ違いねェが、褒めれば褒める程艶が増すもんだろォ。俺はお前さんにもっと美しくあって欲しいだけさ」等とケラケラと笑い声を響かせながら愉快気に告げ)
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