名無しさん 2019-02-12 22:18:16 |
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虎君〉
(目線を下げたまま息を吐けば、彼の言葉を聞こえないフリをした。不器用な返し方になることは予想できるし、そんなつまらないことで喧嘩をしたりすることになったら僕には耐えられない。仲直りできる気がしない。そんなことを思いながらふわりとした髪の毛を弄ることを続行すれば、持っていた鞄を抱き締めて。時計をチラリと気にすれば、ポツリと呟いて。)
「…本格的にヤバそう」
(その声が聞こえるかどうかは分からないが、チラリと虎のことを見上げれば目で「早く行こう」と訴えかけて。)
睦月さん〉
(そろそろ行きますか、と言っている彼女に呆れたような目線を向ける。一番遅れているのは彼女にも関わらず謎の言動を繰り返している彼女。朝から元気だなぁ、なんて呑気なことを考えながらも溜息を吐けばチラリと彼女に目線を向けてから言葉を発して。)
「…明日はもっと早く起きてね」
(皆を急かしている彼女に向かってそう言えば、お下げ髪を軽く整えて。少々曲がっているように見えるネクタイを締め直すと、皆に目線を向け。)
All〉
「…行こう、急げば間に合う」
(全員で遅刻は流石に不味い。虎は生徒会長だし、遅れる訳にもいかないだろう。此処まで自分達を待ってくれたのだから、遅らせる訳にはいかない。彼等に目線を向けてから踵を返すと彼女は先に扉の方へと歩き出して。扉を開ければ目をゴシゴシと擦り、眠そうな顔をしつつも歩みを進めようとしていて。)
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