匿名さん 2018-12-12 19:39:06 |
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あ、おい、ちょっと待て───、
( 寸刻の沈黙を破り己の真横を通り抜けていく相手を茫然自失としながら目で追いかけ。引き止めるも、どんどん遠ざかっていく背中に自然声は小さくなっていき伸ばした手も虚しく空を切って落ちる。そもそも彼が手を回してくれないと寝室はずっとあのままだ。それは嫌だ。なので多少の勝手は目を瞑ろう。はあ、と吐息を深く吐き出し頭を切り替えると己も自分のやるべきことを成そうとまずは布団を畳み始め、 )
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