小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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──…、とんでもない!今日がずっと続いて欲しいくらい、本当に幸せな時間でした…お料理も全部美味しかったです。ご馳走さまでした。
(美味しい料理の最後に甘味と煎茶を戴き、料亭でフルコースを食べた時のような満足感を感じながらほっと息を吐いて。先生も席を立つ事なくこの場に留まって下さるものだから、ついお茶を都度注ぎ足して貰いながら食事を終えても変わらず会話には花が咲いていて。やがて会話が途切れたタイミングで、なんの気なく目の前の先生が煙草を咥え火を付ける動作に思わず目を奪われたのは一瞬の事。担当するとしてもこれまでは同性の先生が多かったこともあってか、普段あまり嗅ぐ事のなかった煙の香りにも、どうしようもなく心動かされた。大好きな小説を生み出した憧れの人、手の届かないはずだったその人をすぐ近くに感じる事のできたこの数時間で、長年抱いていた憧れや尊敬の念はその感情に留まらなくなりそうな程に膨れ上がっていた。此方を気に掛けてくれる言葉にはっとして時計を見遣れば思いの外時間が経っていた事に驚きつつ、最高のもてなしをしてくれた彼にお礼を述べて。いつまでも浮かれた気分ではいけないと再び気を引き締めて、同行の編集者と共に帰り支度をすると次の予定を伝えては深々と頭を下げて。)
1週間後に、進捗を伺いにまた来ますね。改めまして、短い間ではありますが、これからお世話になります!
(棗くんに似てる、という所が先生的にもつい可愛がってしまうポイントですね!笑 今後先生にしっかりと恋愛感情を抱きそうな雰囲気の編集さんですが、先生と棗君とお互いが彼女を通して嫉妬を経験して、同じく彼女を通してお互いの感情に気づくという過程が非常に楽しみです!)
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