小説家 2018-11-29 01:25:00 |
通報 |
─頂きます。
(先生が目の前に着くと、自分も真向かい側に鎮座。手を合わせて、一緒に食事を進める。普段から言葉数はそう多くない先生だが、目線も合わない今はいつもの沈黙とはどこか違う。しばらくして、口を開いたのは自分の方で「…改めて、休暇を頂きありがとうございました。連絡していたとはいえ、帰省した時の母の顔がやはり嬉しそうで、地元でゆっくりするのもたまには良いですね。とても、充実した休暇となりました。…」と。また、お見合いを見送る方向でいることも、伝えなければならないのに、なぜか今の沈黙ではお見合いの話は禁句のようにさえ感じる。しばしの間のあと、「あの、先生。お見合いの件なのですが─」と口を開こう。)
(今からとてもとても楽しみです!*
恋愛成就まで遠回りを繰り返す2人も2人らしくて、ほっこりいたします**
トピック検索 |