山姥切長義 2018-11-14 21:27:41 |
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(はっきりと拒絶したにも関わらず、どうしても引き返すつもりは無い様子でそれどころか何故か襖から離れろなどと言い出し。どういう意味だ、偽物の言うことなど本歌である俺が聞くはずがないことはこの短い時間で分かったはずだ。それなのに、どうしてかと口を開こうとした刹那襖越しにでも分かる僅かな気配の動きを感じる。抜刀していることまではさすがに封じられたこの場所からは感じられないが、何かをしようとしていることだけは分かった。絶対に偽物の言うことなど聞くものかと思っていたものの、不意に背後から思い切り引っ張られる感覚が身体を襲い後ろへと倒れ込めばそれは誰かに引っ張られた訳ではなく身体を支えきれなくなっただけだったようで小さく舌打ち零せば眉を寄せ言葉を吐き捨て)…くそっ!なんなんだよ…こんな無様な姿を見られたら俺は…っ!
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