―― 2018-11-10 20:40:34 |
通報 |
【現在における世界】
5人の最初の偉大な魔導操者の活躍により、魔獣の数は減少の傾向にあり人々の生活も豊かさを取り戻してきているが、まだまだ油断はできない状況である。
魔導操者以外の人々は魔導操者を強化するため科学技術を発展させている。バラッシュでも一般人が開発した科学の賜物が至る所でみられる。
【学園都市バラッシュ―varash―について】
冒頭に示した経緯で作られた学園都市。都市の中央に生徒が通う学園が存在し、その周囲を取り巻くように他の施設が広がっている。
昔、一人の未熟な魔導操者が暴走を起こしバラッシュ近隣の町を滅ぼしそうになった歴史があり、それ以降バラッシュの周囲は分厚い壁に覆われている。そのため、魔導者操者として未熟な生徒は実践演習など余程のことが無い限り外には出られないようになっている。また、一般人も然りで、一般人はバラッシュ内に入ることはできない。
学園から外は一般人が住む町とほぼ変わらない。ショッピングモールや生徒たちのための娯楽施設などがところどころに存在している。設備が整いすぎているため、外の人間からは「魔導操者の楽園」とも呼ばれている。設備の管理は無人セキュリティシステムが全て行う。
バラッシュ内の9割の人口は学園の生徒であるが、残り1割はプロの魔導操者であり、教師や警察のような役割で存在している者がこれにあたる。
【学園について】
学園では、生徒が魔導操者として成熟するために、座学を始め実践演習などさまざまなプログラムを実施している。実践演習(実際に外へ出てプロの魔導操者と魔獣駆除の手伝いをすること)がカリキュラムに入ってくるのは最高学年になってからで、それまでは学園内で飼っている練習用の魔獣を使って実践を想定した訓練を行う。魔獣は教師に厳重に管理されており、生徒は訓練以外では見ることも触れることもできない。
16~18歳の生徒が在籍しているが、留年を繰り返している生徒も見られる。学年は1、2、3年まであり、クラスはⅠ~Ⅹの10クラス制。それぞれのクラスには担任教師がいる。
【バラッシュの外側のことについて】
バラッシュの外側は一般人が住む町々が広がっており、そのまた遠い向こうにバラッシュの卒業生――プロの魔導操者が在籍する組織が派閥によって点々と存在している。魔獣の駆除は主にプロの魔導操者が行うが、バラッシュの生徒がたまに実践演習という名目で魔獣駆除に参加することもある。
バラッシュ外で魔力を持った子が生まれると、生まれて16年目からバラッシュで過ごすことが課せられる。魔導操者を志願しない者は、魔力の暴発を防ぐため、魔封具を首につけて一生を過ごすこととなる。魔封具を付けている者は、魔封具を取る、バラッシュ外で魔力を使うなどの行為をすると罰せられる。
トピック検索 |