山姥切国広, 2018-11-10 16:22:12 |
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洗濯と昼食の準備…か。任されたよ。
(目線を前に向けると審神者から告げられた次の命に、了承の言葉と共に頷き。立ち上がる前に一礼をしてから審神者の部屋を出て行くと、音も立てずに襖を閉め”まさかこの後も偽物くんと行動を共にするなんてね。…まあ、頼まれた以上は仕方ない。乾かす時間の間の事を考えると、先に洗濯から始めた方が良いね。洗う物はもう出されているのかな?”洗濯場へと向かう道を歩きつつ)
嗚呼、…洗濯物は朝までに集めておいた。
(審神者の命を少しでもこなしていこうと廊下を歩いていくと、彼の言葉には小さく頷いていき。洗濯部屋への扉を開けていくと、和室を基調とした本丸には似つかわしくない、洗濯機と乾燥機が大量に並んだ部屋を見つめ。自分は古株の為慣れてしまったが、彼は如何思うのだろうかと首を傾げつつ“…本丸には似合わない部屋だろう。…刀全員の服を手洗いするのは大変だろうと、主が買ったんだ”と洗濯物を洗濯機に入れながら説明していき、)
…まあ、異様な光景ではあるけど、効率を重視した結果がこうなった訳だね。
(洗濯部屋の隅から隅まで隙間無く並ぶ洗濯機と乾燥機に、一瞬言葉を失い目を丸くするが すぐに取り繕うかの様に手早く洗濯物を入れ投入口に専用の洗剤をセットして。柔軟剤も入れようと蓋を開けた瞬間、ふわりと柔らかな香りが漂い。何処かで嗅いだ事のある匂いだと思考を巡らすと”…なるほど。偽物くんの今見に纏っている、その白い布からか”不覚にも彼から漂ってくる香りに、良い匂いだと感じた自分に眉を顰め)
…? 嗚呼、この香りか。
(慣れたように洗濯機に洗剤や柔軟剤を入れていくと、彼の言葉には何のことだ、と首を傾げて。然し直ぐ理解すると小さく頷いていき“今はこの香りを使っているが、この洗剤が無くなったらまた香りが変わるだろうな。”と呟きつつ、この匂いは気に入っていた為に少し残念だ、と人知れず眉を下げていき、洗濯機のスイッチを押すと回し始め )
ふうん。購入する度に違う香りになるんだね。
(彼の呟きにぽつりと返し。柔軟剤を規定量入れ此方もスイッチを押すと、手に取った洗剤と柔軟剤を戸棚に戻しつつ”…まあ、今のも悪くはなかったんじゃないかな。陽だまりの様に優しい匂いは、能天気で甘い偽物くんにはお似合いの香りだよ”相手に向き直ると皮肉な笑い方で、褒めているのか貶しているのかどっちでも取れる物言いをし)
…それは、…褒めているのか。
(彼の言葉には困ったように眉を下げていくと、小さく息を吐きながら緩く首を傾げていき。洗濯機が回っているのを確認していくと、そっと彼に近寄っていき“…まぁ、あんたにそうやって褒められるのは…悪くないな。”と呟いていき、口元には僅かに笑みを浮かべていくと)
さぁ、どうだろうね。
(離れていた距離から近くなった分、相手の表情の変化に気づき易くなり。口元が緩く弧を描き微笑する彼を見て、この本丸に配属されてから初めて自分に向けられた笑みに動揺を隠せず”悪くない?嬉しいの間違いじゃないかな。…いや、それ以前に偽物くんを褒めた覚えなんてないよ。何か勘違いをしている様だね”早口でそう言葉を紡ぐと、居心地悪そうに視線背け)
(/すみません…!前々回の投稿で『身に纏う』が『見に纏う』になっていました…っ!よく分からない言葉になってしまいましたが、前者の方に心の中で直して読んで下さると幸いです…!それでは失礼しました(お辞儀))
…だが、俺はあんたにああいう風に言われて嬉しかった。
(相手の言葉には言い直すようにして本音を述べていくと、洗濯機が洗濯を終えるまでにまだ時間が有りそうだ、と気付けば話題を変えるように“…昼飯の準備に行くか。洗濯を干すのはその後で善いだろう”と呟いていき、洗濯部屋を出ていくとそろそろ誰かが昼飯の準備に取り掛かっている頃だろうか、と首を傾げつつ調理場へ向かい)
(p:大丈夫ですよ!誤字はお気になさらず…!私も返事が遅くなってしまいすみませんでした;;)
……そうだね。
(彼の言葉に、何かを堪える様にぽつりと返し。相手が洗濯部屋を出て行った後、少しの間その場で一人佇み”くそっ…!俺は何を偽物くんを喜ばす様なことを言ってるんだよ…っ!いや、それ以前に偽物くんに皮肉が通じないとは…っ”ぎゅっと拳を力強く握り締め、声は抑え気味なものの悔しそうに声を震わせては吐き出し。やがて幾分か落ち着きを取り戻すと、昼食の準備に取り掛かるため、先に出て行った彼を追いかける様にして部屋を後にし)
(/いえいえ、大丈夫ですよ。それほど時間も経っていませんでしたし、貴方様の時間が第一だと思いますので。ですが体調を崩されていたのかと心配だったので、貴方様の元気なお姿が見れて嬉しいです^^)
燭台切、手伝いに来たぞ。
(調理場への扉を開くと、味噌汁の良い香りが漂ってきて目を細めていき。眼帯の彼がにこやかに微笑み、握り飯を作って欲しいとまだ温かそうな白飯を指差していき、分かった と返事を返しながら杓文字で釜の中の白飯を混ぜていき。手を湿らせて塩をすり込ませると、慣れた手つきで握り飯を作りながら“…そう言えば、あんた達は刀派が同じだと聞いたが”と互いを見つめながら首を傾げ )
(p:本当にすみませんでした…っ!そう言って頂けると助かります!引き続き宜しく御願い致します。)
もう大分準備が進んでいるようだね。後はその握り飯を作り終えて完成かな。
(何事も無かったかの様に涼しい顔で調理場へ入り、手袋を外し内番着のポケットの中へ。先に来ていた相手と眼帯の彼のやり取りを後目に見つつ、念入りに手を綺麗に洗い。塩水、梅干を用意し、すでに作り始めてる相手の正面の位置で此方も手際良く作り始め。梅干の種は食べやすい様に取り出し、ほかほかの白米に柔らかく包み形を整えていると、彼から振られた話題に”確かに彼とは備前長船派の同じ刀工ではあるけど、俺は相州伝の影響を強く受けているからね。同じ長船でも別系統だよ。その違いは刀を見比べてみれば分かるんじゃないかな。…そういう偽物くんは、そこに居る彼と同じ刀派だそうだね”手伝いに来ていたのか、浅葱色の瞳を持つ大きな目の彼に視線を向け)
(/はい、此方こそ引き続き宜しくお願い致しますね。)
…嗚呼、代は違えど、兄弟とは同じ国広から作られた刀だからな。
(彼の言葉にはこくこく、と頷いていくと、兄弟刀と呼ばれる彼には僅かに微笑みかけていき。皿に出来上がった握り飯を置くと、ちらりと相手の様子を伺うようにして視線を向けていき。手際良く作る彼には小さく息を吐くと“…上手いな、…あんたは何でも器用にこなせるから、羨ましい”と小さく呟いていき )
…偽物くんに褒められても嬉しくはないよ。
(一つ作り終えては、見た目綺麗に皿の上へ並べ。彼からの褒め言葉を聞くと、興味無さそうに口ではそう言いつつも、目を少し細め嬉しげな様子で。残り少なくなった米を塩水に浸けた手で軽く握り、中に種を取り除いた梅を入れ握りつつ”そういう偽物くんだって中々の出来じゃないか。形も悪くはないし、塩加減も丁度良さそうだね。……それと この小さい握り飯を、皆が食べる昼食に出すわけにはいかないからね。処分と味見ついでに偽物くんにあげるよ”と他のよりも二周り小さく握られた握り飯を、相手の方へ手渡す様に差し出して)
(/背後の方から失礼します。今日という日まで”山姥切長義”として参加できた事を心より嬉しく思います。貴方様とのやり取りは とても楽しく、多々移り変わる展開に心躍るような気持ちで過ごしていました。短い期間でしたが、何から何まで本当に有難う御座いました(お辞儀))
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