みづき 2018-11-04 21:30:36 |
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「まずは適正結果から言わせて貰う。カズヤ・ハルノ」
「はい」
「貴殿は剣の勇者であると結果が出た。その類い希な剣技で我が国を救って欲しい」
「はい。ご期待に添えるよう頑張ります」
カズヤはやる気満々のようである。リアルゲームみたいな出来事にいち早く順応したのもカズヤだ。
身体の軽さを敏感に感じ取ったせいもあるだろう。
「カイト・ナツキ」
「はい」
カイトは王様に名前を呼ばれて一歩前に出る。
「貴殿は賢者の勇者と言う結果が出た。その知恵と力を我が国の為に使って欲しい」
「はい。お望みであらば存分に発揮いたしましょう」
おー。流石は首席入学と噂されてただけはあるな。堂々としてるが、それが嫌味に見えない所がこいつの付き合いやすい所なんだろうな。
「フユカ・サカイ」
「は、はい」
この子はまだ少し緊張してるっぽいな。若干オドオドしてるし。
「貴殿には聖女として役割を果たして貰う。勇者殿達を守るのだ」
「え、えっと…は、はい」
意味が良く分からないよね。俺も良く分からんし。
この王様はチート聖女の力を知らないのだろうか。多分彼女は、息さえしてればどんな怪我だって治せるし、欠損部部位だって元に戻す事が出来るんだぜ。
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