みづき 2018-11-04 21:30:36 |
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俺達が魔方陣から現れると、周りがざわめきだした。
何を話しているのか俺にも分かる。多分異世界補正の言語補正が付いているんだろう。
「な、なんと。勇者様が四人ですと!?」
「今までこの様な事例はありません。大賢者様」
魔法使いらしき二人が驚き合っている。
「ふむ。古い文献にも四人も現れたとは書かれていなかったな」
「左様で御座います。勇者様は現れて二人で御座います」
「ふむ。剣の勇者と聖女であったな」
高そうな衣装纏った男とヒョロッとして見た目ひ弱そうな男が話す。
会話と口調からして「王様と相宰」または「王様と学者」という感じだ。
暫くザワザワとざわめいていたが、何やら話し合いが有り、俺達は別の部屋に連れて行かれる事になった。
「この者達の適性検査をしろ。適正検査官を呼べ」
「はっ!」
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