悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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(掌から指先まで伸ばすようなマッサージは正直とても気持ちよく、相手の指が動く度に目を細め。感情を表し主張し続ける尻尾は左右に揺れていて、掌からじんわりと回る熱にすっかり身体の体重を彼に委ねた。「ベットは1つで充分だよ。…リュカと一緒に寝たいからさ。」猫を思わせる声が喉から時折盛れるも、上記を呟けばおもむろに彼の腕に尻尾を絡めて1つで充分むしろ1つの方が此方にしては都合もよかったのだ。彼と一緒に寝る事も幸せのうちに入っている今、彼と別々のベットで寝るというのは嫌だった。先程した話の後に彼の顔の雲行きが怪しくなったのを感じた、揉まれていた手に力が加わったのに反射的に手を引っ込めてしまい目をぱちくりと瞬かせるが彼に浮かぶ不安げな表情を見逃す訳もなく。「…リューカ!もしかしてだけど、嫉妬したの?」離してしまった手は今は彼の腕をつかみ巻き付けていた尻尾は彼の頬を撫でている。嫉妬される事は意味を返せば相手がどれほど自分を好いているかの主張であり、嬉しさが出てしまっている表情ににんまりと笑みを浮かべると今までなかなか自分をさらけ出すことのなかった相手がこうも大胆に欲を出す姿はとても可愛らしい。首に掛けているネックレスを見せつけるように引っ張れば「ほら、よく見て。今俺はリュカのモノだよ?これが証拠。」犬に付ける首輪みたいに持ち主を思わせるそれにキスを落とせば機嫌を直してと言わんばかりに相手を見詰めた。)
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