お前ほんと私の顔好きな ほら、だらしない顔してないで、さっさと帰るぞ菱川 (今日も元気なこいつが親友の菱川俊。相変わらずストレートに伝えてくる彼女の好意をサラッと流しつつ、登下校に使っているバックを持ち直しては緩みきった表情の彼女の横を抜けてさっさと教室を出る小槙。 ーま、こいつと居るのは飽きなくていいけど。と内心自分にはないものを持っている彼女との交流は満更でもない小槙であった)