＊　しあわせのおすそわけ　＊　／〆

　
　
　
ふふ、けれど僕に話してくれるんでしょう？（　相手の言葉拾い上げると楽しげに笑を零し　／　くすくす　）ありゃ、嫉妬に狂ってしまうなら切ってあげないといけないねぇ。でもその前に横綱くんがどうにかしてくれるよ。……と、ここは蹴ってくれていいからね（　ゆるゆると首を傾げ　）


まあ、ね。──それにしても驚いたよ。君ってば意外と自信家なんだね。（　瞳ぱちぱち　）僕がどれだけ弟を愛していても人の心は移り気だからさ、……でも、君の言う通り。もしもの事なんて考える暇があるなら、離れようなんて思わないように もっともっと弟をかわいがってぐずぐずにしてあげなきゃ。（　声色柔らかながらも言葉に抱える独占欲を滲ませ　／　うんうん　）──おや、君は同じだけ返せていないと思うのかい？誰だって一方通行は疲れてしまうし、横綱くんが君をとても大切に思ってくれるのなら返せているはずだよ。（　ゆったりと首を傾げると相手の瞳を覗き込むようにして　）
なるほどねぇ、僕らはそういう感じじゃないから少しだけ羨ましいよ。まあ、言葉を交わす回数だけが全てじゃないし、僕にそういう縁の結び方は向いていないから却って助かっているのだけれど。（　人差し指の指先を顎にあて　／　ううむ　）ありゃ、君たちはここではないんだねぇ。僕らはここだけど、僕もここに来る前は違う場所にいたかな。…ふふ、大丈夫だよ。全部を、なんて野暮な真似はしないさ。───属性、ああ、そういうこと。最後まではしない…というか、飛ばすけれど際どい所まではしているし……ううん、僕はいわゆる右側に当たるのかな。どちらでもいいのだけれど弟は左側みたいだから（　緩り首をかしげては口角引き上げて　）君はどうなんだい？
うん。…でもね、もしかしたら君たちの話を聞いていたらそういった事もしたくなるかもしれない。だから沢山聞かせて欲しいな。君たちは四季やイベント事はしているのかな？（　乗り出した身を再び座布団へと戻し、菓子に手を伸ばせば質問を言い切ると同時に口へと運び　）──本当にね。この先も同じ桜を見て、同じ夏の暑さを感じて…って日々を共有して行きたいなぁ。その中であの子の色々なところを知っていけたらそれ以上に幸せなことはないよ。（　片手で頬杖をついては視線を縁側の方へ向け、赤く色付いてきた葉に瞳をゆるゆると細めると外に向かって呟いて　）