ユーリ 2018-10-15 02:40:11 |
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……イヤー早起きは三文の徳って……Σあぅ。
何すんのさー、ちーちゃん~大人げないぞ~。
(当然、ユーリ自身も早く起きたわけではないが、いかにも得意げに語り始める。が、やり場ある怒りが溢れ、ぽか!とヘルメットを叩くチト。さして痛いわけでもないが、不満そうに口を尖らせるユーリ。頭を叩いたその音は、いかにも中身が空っぽそうな甲高い音だった。)
…………どったの?ちーちゃん?そんな気持ち悪い動きして。…もしかしておしっこ?なら、そこでして来なよ。
(手渡されたレーションをぱくつきながら、ひとり悶えるチトに首を傾げる。思ったことをすぐ口に出すユーリ、気持ち悪い、おしっこ、とデリカシーの欠片もない言いようだが、悪意があるわけではない。いつもの、ぬる~んとした表情でそう告げた)
…あえ?もう出発しちゃうの?まぁいいけど。
んじゃ、いこうか。
(彼女は先に食べ終わったのか、少し慌てたように出発を促すチト。その言葉に頷き、レーション片手に荷台に乗り込むユーリ。荷台に立ち指をくわえて、その指を頭上に掲げる。風の向くまま気の向くまま、風が教える方向に進む、いつしか始まった二人の恒例行事だった。)
………んーーーー……あっち!
ちーちゃん、出発進行~!
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