みみかき 2018-10-13 23:06:20 |
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◆ 異空間常識の落とし穴 うっかり忘れてた異世界の神 ◆
幸いにも今いる場所は神社である。
神社と言えば神に近い聖域と言うのが私の中での常識。
と言う事で、Let's.try神様交信スタート。
「神様仏様黄金の光様。ちょっとお話良いですか?」
安定の三十秒間無言の後に、「ザー ザー」と言うノイズが走った。
ノイズに混じりながら微かに聞こえるいつもの声。
かなり聞き取りづらいけど耳をこらせば何とか聞き取れるレベルの言葉が聞こえてきた。
「ん?お主何故生きておるのだ!? その波動は霊界では無く地上からのもので有ろう」
「何故生きているのかをこっちが聞きたいくらいなんですが」
「今どこにおるのだ」
「それが分かれば苦労しませんよ。 ただ、この景色は大昔の日本に良く似ている景色ですよ」
「ふむ。そうか…。」
そうかじゃ無いわよ。
こっちは見知らぬ土地に送られてパニックになりかけてるのに、何のんびり構えちゃってくれてるのかしらね…。
ほんとポンコツだわこの神様は…。
私があんたの上司なら減給、いいえ、降格ものね。
少しイライラとしながらポンコツ神様の返答を待っている。
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