主 2018-10-02 14:53:56 ID:1e8176fbf |
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《原初の星について》
仮称「原初の星」については政府も深くは知らないようだが、首相はある程度把握している模様。
この星はその名の通り、地球で言うジュラ紀白亜紀に近い環境にあり、人間が住めない事はない。
密林地帯が殆どで、その他は岩山や平原も存在し、人の手が加わっていない、そして地球でもない完全な別の惑星。恐竜は居ないが独自の進化を遂げた獣も居る。
しかしこの星で最も強いのは植物である。此処には様々な食獣植物が存在しており、触れば蔓に取り込まれたり切れば毒を吐いたり、地面の下に潜んで獲物が落ちるのを待つ物がいたり熱を感知して自ら襲いかかってきたり等々。
その反面、水や果実をもたらしてくれる植物も多数存在するとは言え地域によって。季節は所謂夏と呼べる時期が殆どであるが冬も存在し、辺りは雪が降り積もる。
政府はいつからこの間引きを行っていたのか、この星で生まれ育った人間さえ存在する。これでは人間が最も貧弱のようではあるが、不思議な事に此処に落とされたもしくは生まれた人間は早くて数日、遅くて数年で人間の原型は留めつつも何らかの異形の力を手にする事で生き延びている。
それは見た目からして異形であったり収納可能、或いは表面ではなく身体能力であったりと兎も角此処に順応できる形へ変貌或いは進化する。
この星に国は無いが縄張りは存在し、それは思想によっていくつかに分かれる。そしてそのグループ内でも順位があり、高いほど食糧を優先的に得られ、権力も高い。故にグループ内での抗争も起こる。この場合は一騎打ちに勝利すれば立場を奪える。グループにより色分けされており、何処かにその色の飾りを着けている。
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