お初にお目に掛かります、主様。 最初から最後迄あまりに巧みなお喋りだったものですから、背後共々すっかり惹き込まれて仕舞いました。どうかあたくしを物語の紡ぎ手の一人に迎えて下さらないかしら。御検討の程宜しくお願い致しますわ。