見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
通報 |
>>アンリマユ/オベロン
(エナドリのキャップを捻ると炭酸が抜けた音がして、口を付けると化学薬品みたいな味がする。本当は渇き切っていて未だに少しだけ早い鼓動に嘘をつくように喉にそれを流し込みながら、王様の後を追う…本当はどうして自分の家を知っているのか問うべきだと分かっていて、それを聞かないのはお互いに踏み込みすぎない方が良いと分かっているから。こちらに向けられた視線にぱっと顔を上げれば、見えた仮の同居人に向かって手を振って「アンリー!…王様、お茶くらいしかないけれど上がって行って」、貴方は嫌がるかもしれないけれど、アンリのことを知っている貴方はきっと“迷子のアンリを迎えに来た”人なのだろう。ね、と言うように柔らかく笑って)
トピック検索 |