エンディミオンの春

【エンディミオン】
雪に覆われた世界。年中どんよりとした天気で、晴れることは少ない。一年の九割が降雪。気温は平均的に５℃。かつては四季があったが、太陽神の眠りにより今の状況になっている。作物なども雪や低温に強いものが多く、家畜も冬に強いものが多い上に、さらにモンスターから採取することもある。

【太陽神】
エンディミオンの四季を司る神。慈悲深く、慈愛に満ち溢れた存在だと言い伝えられている。かの神の眠りにより、エンディミオンを極寒の世界へと変貌させてしまう。どこで眠りについているのかは不明であり、見つけられた者は未だに存在していない。ゆえに、いないのではないかという噂もあったりなかったり。その容姿は形容しがたいほど人間離れした美しさと言われている。

【鍛冶師】
エンディミオンの中でも唯一、異次元から武器を作り出すことができる者。異次元から引っ張り出すため、エンディミオンでは作ることのできない素材や性能を持つ武器が多々ある。しかし、異次元への干渉は空間を歪めることもあり身体への負担は尋常ではなく、ものの数秒程度しか開けることができない。そのため、良い武器を取り出すには鍛冶師の想像力と瞬発力が必要であり、想像力が欠ければ役に立たないものが出てくる。また鍛冶師は特殊職業ゆえに、世界でも五人いるか居ないかの貴重な人材。

【冒険者】
太陽神を見つけ出し、眠りを覚まそうと故郷から旅に出た者。戦い方を知らないまま出た者や、普段からモンスターを退治したりと経験を積んでいる者もいる。しかし彼らの持つ武器は鍛冶師でなくては、作り出せないため必ず鍛冶師を連れていかなくてはならない。

【傲慢な人間】
かつて太陽神を愛し、持っていた力で太陽神を眠らせた者。かの者だけが、太陽神の場所を知っている。が、生まれ変わっているのかいないのか不明である。噂では、その力は鍛冶師のものではないかとされている。