主 2018-08-09 18:49:12 |
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>佐介
( 此方の細やかな抵抗など効かない、とでも言う様に彼の笑顔が崩れる事はない上、脳内で何を考えているのか一向に真意を図りかねる。顔の赤さを指摘されると不機嫌そうな顰め面を彼に送り、無言で鼻を摘む手を下ろし。手の掛かる後輩だ、と思う傍ら完璧に突っ撥ねる事が出来ないくらいには己も彼を親しく感じている様で。 )
…バーカ、何言ってんのよ。そういう事は一人前の男になってから言う事ね。
( 先輩としての威厳を保つ為にも何時までも彼のペースに呑まれる訳にはいかず、一度呼吸を整え平常心を取り戻した後、口角をくいと釣り上げ不遜な笑みを浮かべて言い返し。 )
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