主 2018-08-09 18:49:12 |
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>桜庭
( 彼女の零した言葉はボールやバッシュの音でうるさい雑音の中でも確かに耳に届いて、一瞬どう反応していいのか迷いが生まれた。無視をすればどうせ後で変なモヤつきが残るのは18年近く自分をやってきたから分かることで、ふいと彼女とは全く別の方向に顔を逸らせば「…当たり前だろ」と投げやりに言葉を紡いで。まさか表情の変化を褒められたとは露知らずTシャツの襟元で乱雑に汗を拭い、小さく頭を動かせばちらと横目で彼女に視線をやる。 )
気付くのが遅えんだよ。
( 転がっていたボールを軽く跳ねさせ、手の中に収めた。コイツが見に来たのはこの俺だ。なら綺麗じゃないはずも凄くないはずもない。どんだけトロかろうがミミズと同類だろうが見る目だけはあるらしい。複雑そうに、でも初めて真っ向から褒められて少しだけ嬉しそうに目を逸らし。 )
(/いえいえ、こちらもコミュ力不足の霧島と絡んで頂いて嬉しい限りです!絡みづらくはあると思いますが長い目で見ていただけると嬉しいです…!)
>ひめ先輩
顔真っ赤。
( 頼りがいのある我が委員長の顔がこうして歪む瞬間が好きで、これが見たいからそうしてからかったり絡んだらしている節がある。抵抗してみる姿も愛らしくて、にこりと笑ってみせればそう口にした。言葉だけでこんなに赤くなるなら本当にキスしてやろうか、なんて思いが頭に浮かぶ。別に恋人じゃなくてもするだろうに、ウブな先輩はもっとからかいたくなるからいけない。 )
ひめ先輩っていい顔するよね。もしかして俺のこと意識してんの?
( ケラケラ笑ってそう言い。力だって強くないし指の細さも女性らしいし、この人どこまで俺のおもちゃになってくれるんだろうなんて想像してまた笑った。 )
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