主 2018-08-09 18:49:12 |
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>守本
…ほとんど進んでいないのに、よく言える。
( 防がれたファイルに眉をぴくりと動かし、ため息を吐きながら机の上のノートやら参考書やらを覗き見る。いくらかはやっているようだけど成績維持のために無理やり頭に詰め込んでいる俺からしちゃうまだまだ足りていない。呆れたようにファイルを抱え直せば小さな声でそう呟き、ノートの端の方を人差し指で指せば「12じゃない。9だ」と見つけた間違いを指摘して。 )
>桜庭
( あー分かった、分かった分かった。コイツ人の話聞かねえタイプだ。なるほどな、だとしたら100めんどくせえ。そう決め付けて眉間に更に皺を寄せた。身内以外に褒められた経験はないとは言わないが、基本それは今のギャラリーの薄っぺらいものだったり皮肉まじりだったりと良い意味で捉えられるようなものがない。だから何か、何ていうか、純粋に褒められたように感じたのは初めてで。 )
…うぜえ。
( うぜえ。心底うぜえ。聞いてもいないのに自分の話を始めるコイツも勝手に尊敬だなんだぬかすコイツも上手い追い出し方が浮かばない自分もうぜえ。盛大な舌打ちをかまして頭をガシガシとかけば、「…出しゃばったら泣かす」と脅しをかけてここにいることへの許可を出し。 )
>日上サン
ホント?ラッキー。
( 話し相手ができたのはモチベーション的に大きい。相手はなぜだか自分に緊張しているようだけど、仲良くなれるチャンスだと思えば特に気にならないしむしろ燃える。触れていた前髪をさっと横に流して撫でてやれば、その理由を問われて「や、もーちょっと短い方が俺好みだから」と率直な感想を述べて。 )
ほら、立てる?腰抜かしてんなら連れてこーか?
( 善は急げ、と言わんばかりに彼女の腕を引っ張り、未だ座り込んだままの相手にけらけらと笑いかけ。早くしないと外は暗くなるし仕事も終わらないままだ。良いおもちゃができたのがちょっとだけ嬉しかった。 )
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