主 2018-08-09 18:49:12 |
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>桜庭
( 何を言い出すかと思えば、久しく自分に向けられていない単語が飛び出てきた。人が寄り難い性格の己と友達になろうなんて迫ってきたのは片手でも数えるくらいの人数で、その中の何人かはもう記憶の中にいない。相手との微妙距離の間に風が吹いた、気がした。「…意味わかんね、」小さく呟いた言葉が全てを表しているような気もして、そんなはずがない気もした。憧れだ尊敬だなんだ抜かして次は友人かよ。バカかよ。吐き出す具体的な暴言が思い付かなくって、言いたいことが言えなかった。いつだって、さっきだってそうだ。上手く暴言が出てこない。何故かも分からない。「あークソ、」もどかしくて自分に腹が立つ。 )
…もういい、好きにしろや。
( 変に甘く接してしまう。作ってきたものを跳ね除けるのも、また何か作ると宣言するコイツに凄んで辞めさせることも多分簡単だ。相手がバカだから。なのにそれもできなきゃ勝手にしろなんて自由まで与えて、一瞬このバカ面に絆されかけているのではと想像してすぐさま否定した。あるわけがない。 )
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