…やっぱりそうか…どうして忘れてたんだろうな…渡辺…いや、フェリーの船長さんのとこの曜ちゃん。そうだろ?(名前を聞いた瞬間どこか他人のように思えなかった、仕草や口癖などの自分の中で引っかかりを感じていた記憶の数々が頭の中で繋がり、今度は確信を持って相手を振り返り真っ直ぐにその顔を見やって問いかけ)