魔法の鏡 2018-07-14 11:22:29 |
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はてさて~、今日も暑いねえ.....(ふわりとその場で欠伸をして背伸びを一つ、片手で本を開きながらのんびりとした雰囲気は明るい文学少女の様で。今日も今日とてそんな少女の姿には似つかわしくない高級住宅街を彼女は堂々づかづか歩いていく。今日は何処の家にお邪魔しよう?等と不法侵入する為の高級住宅街を一つずつ吟味していると、敷地の広そうな富豪の別荘地の様な家が自身の視界に飛び込んでくる。
誰も見ていない事を確認すれば不法侵入にも慣れ過ぎている部分もあるのか、人が通れそうな正門の隙間からするりと中に入って屋敷の周囲を見渡してみる。高級住宅には似つかない様な雰囲気の文学少女は辺りを見渡しながら屋敷の方へと進んでいくと、庭先にパラソルの中で座って涼んでいる人影が遠目ながらに確認できる。本を持ちながらまずはそちらの方へと近づいて反応があるか様子を見ることにしてみよう。)
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