トガヒミコ 2018-07-08 10:23:10 |
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────そう!デートです!デェト!…別に出久くんの事を知ってどうこうするつもりなんてないですよ!…只、好きな人の事を知ってもっと、もーっと好きになりたいだけなのです!好きな食べ物とか、趣味とか…知りたいです!私のことも教えてあげますから、ね?
(再び相手の手をとって歩き出す。今度は優しく、足並みもゆったりとした速さで薄暗い路地裏から、日元の街へと、静寂に包まれた路地裏とはちがい沢山の人が行き交うこの場所は雑音で乱れている。時折誰かの会話を耳に挟みながら、手を引いている相手を振り返った。「出久くん!何処にいきましょうか!…私出久くんとなら、何処でもいいので何処か行きたい場所とかありますか?」カフェ、ゲームセンター、今時の若者がよく集う場所は沢山ある、自身は特に行きたい場所の希望などない、相手の行きたい場所にいこう。握っていたてに両手を重ねながら「…夢みたいです。出久くんとこうやって触れ合えるなんて!」猫の肉球を触るように、にぎにぎと親指に力を入れながら、本来なら会話する事さえ出来ないだりう、自身と正反対の存在となんとデートなるものをしている。それだけで幸せに包まれているようだと目を細めて。)
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