ありがとう、えっと、下駄と巾着と…、( 荷物手渡してくれた優しさだけでも心いっぱいに満たされるのに、これから一緒にお祭りに行ける!そう思うと、小物取り出す際の独り言の声音も楽しげに弾んで )あ、ほんとだ、お祭りの音、聞こえる気がする!( 手を引かれ、その温もりに浸っていたところに聞こえた軽快な祭囃子。ぴくりと片耳震わせれば、わくわくと尻尾揺らして )