吸血鬼 2018-06-27 00:10:52 |
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んっ、…は、っ…はぁ……ら、ざろ……なんだよ、その顔…僕はなんとも、ないのに
(祈るように耳へと口付けでいたところに、自分の名を呼ぶ声が聞こえてそっと顔を離す。直後肌を突き破っていた牙が抜ける感覚があり、神経を刺激して最後の痛みが襲いくる。だがそれを飲み込むように固く目を閉じることでやり過ごすと目をあけラザロの顔をみた。彼の瞳はアメジスト色に戻り、だが揺れていて声も震え、自責の念に駆られているのが痛々しい程に伝わる。そんな顔をする必要はないのにと笑ってみせるが、血がなくなり力の入らない体では弱々しい笑顔になってしまう)
大丈夫、…大丈夫だ、ラザロ。僕はちゃんと、ここにいる。君のそばにいるよ…君が、そんな声出す必要、ない…
(ようやく手首は自由を取り戻し、頭を抱えるように抱きしめられると手を回して彼を落ち着けようと背中をさすった。少々息苦しい抱きしめられ方でラザロの体は相変わらず冷たいが、胸が満たされていくのを感じる。ラザロと過ごす時間がここで終わらなくて良かったと心底思った。背中をさすっていた手を止め、今だせるだけの力で彼を抱きしめる。結果的には彼の寿命を伸ばすことになったのだ、悪い結果でもない。だがラザロはそうは思わないだろう。何度も大丈夫だと繰り返しながら今度は頬にキスを落とした。それは彼を落ち着かせるためのものだったが、少しずつ違う感情が混じり始めていることにハリー自身まだ気づいていなくて)
(/ありがとうございます!そうですね、シリアス展開から一気に仲を深めていちゃらぶしたいです…!こちらこそ今後共々よろしくお願いします!)
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