後にも先にも、 （ 〆 ）

ん、…ええ、なんで俺が嫁さん枠なの、旦那さんは？（ くすくすと笑みを零しながら相手の首元に頭をすりすりと擦り寄せ ）

……っ、もっと俺のこと好きになればいいのに。いっぱい甘やかしたいし大切にする、から、もっと弱いところも見せて、甘えてよ（ 覗き込まれると折れたように相手を見遣り、未だぽつぽつと呟くように告げて ）…南雲クン、俺にはすらすら言えないようなことサラッと言うからさ、…そういうとこが好きなんだけど、（ 言いながら恥ずかしくなってきたのか目を伏せ ）ん、そう？…ちゃんと伝わってんならいいけど、（ 何処か安心したように笑みを浮かべて ）
知ってる。でも南雲クンが自分で嫌っちゃうようなとこも、楓くんはぜーんぶ丸ごと好きだから（ にぃ、と口角上げ ）それと、いくら趣味が悪くても態とやきもち妬かせるような真似は絶対しないしするつもりもないから。…それは信じて、（ 相手の髪をぽんぽんと優しく撫でながら ）……だーから、…興味ない人になら御免だけど、楓くんは好きな人になら縛られてもいいってば。俺だって南雲クンのこと独り占めしたい、俺に一番触れててほしい、って思ってるし、（ 両手を頬に優しく添えて、言い聞かせるように穏やかな声でぽつり、 ）
……んん、仕方ないなぁ、落書きとかしないでね？（ くすくすと笑みを浮かべながら冗談ぽく笑って ）