▽ 502号室

はいはい 、…あー お腹空いた 。( 唖然としている相手を横目に小さく欠伸をすると 、くいっと手を引かれ 。僅かに染まった頬に気づくと 、にんまり口角上げつつ ぐぅ 、と鳴るお腹さすり乍大人しくついて行き )

それで調子乗るなよ ( ふは )
…… 、 スキあり ( 素直に振り向く彼に軽く触れるだけの口付けをし )
嫌いじゃないよ 。好きとも言ってないけどね 、( わざとらしい笑みを貼り付け首ゆる 、) … 満足したら離れろよ ( 瞳輝かせ腕の中に飛び込む彼を優しく抱き止めると 、照れからかそんな言葉をぶっきらぼうに告げ )

… ふーん 、じゃ 、遠慮なく ( 意地悪く笑みを浮かべていた表情から一転余裕なく反応する彼に 、ぞわりと快感覚えれば 、妖しく目元輝かせ首元に噛みつき 、)
…… 、ノリノリじゃん ( 相手のことだから恥ずかしがって止めるのではないかと考えていたが 、予想だにしなかった反応に思わず吹き出し 、)
嘘だよ 、はい 。( 手元にチョコ乗せ 、ふはり ) …… っ 、き 、聞いてんじゃねぇよ 、阿呆！、( 相手につられるように顔みるみる赤くさせていけば 、机突っ伏すように顔隠し怒声を浴びせ 、) … うるさい 、知ってる ( ぼそり )
しょうがないな 、… こんな我儘な奴 、俺しか可愛がれないからね 。( 素直じゃない言い方にくすくすと堪えきれない笑い零せば 、空いた片手で彼の頬撫で )