▽ 502号室

ん、…っ、はぁぁ、理久には敵わないな、（ 甘い言葉を口付けを受け入れると、降参、というように肩竦め幸せそうに頬を緩ませながらぽつりと呟いて ）

やっぱ理久には嘘つけないなぁ、（ 自分の考えを見透かされていることに悔しがる様子もなく、穏やかな声色と相手の温もりに嬉しそうに破顔すると、顔を相手の胸元に埋められるのを良いことに漂ってくる相手の香りに目を細め ）
、！ ――ふ、…ぅ（ 強めに歯を立てられると思わずぱ、と目を見開き相手と視線を絡める形になり。舌先から感じる快感に再びぴくりと肩を震わせて、きゅう、と相手の背に爪を立てるようにやや強めに服を掴んで ）
やッ、…ちが、好きでこんなんなってんじゃないし、っひ、ぁ（ 唇が離れると蕩けるようにとろんとした瞳で相手を見つめるも、掛けられた言葉に情けない姿を相手に晒していることに今更羞恥に駆られ弱々しくも相手を睨むようにして反抗的な言葉を返し。腰や首筋に指を這わせられると元々敏感であったそこを刺激されるのに堪えるように必死になりながらも、絶え間なく与えられる快感から再びびくびくと体を震わせ熱の篭った吐息を漏らして ）
む、…（ 自身が面倒臭いことなど承知の上であり先程自分でもそう言ったものの相手から改めてそう言われるとぐ、と言葉を詰まらせ苦笑を浮かべ ／ 表情がコロコロ変わる ／ しかし頭を撫でられる心地良さに気を取られ其方に意識を向けるとぽつり、と一言 ）面倒なとこも含めて好きになってくれたの知ってるから別にいいし（ 相手への愛しさが溢れるままぎゅう、と抱き締め ）

ふは、当たり前だろ。せっかく料理作っても冷めちゃうし、…早く帰ってきてくんないと理久といちゃつけない、（ 手が重なると嬉しそうに目を細め、おちゃらけた様子で上記を述べて ）
……ッ、は、ぁ、――りく、（ 快感に染まった声、跳ねる体を目にし自身の手により相手に快感を与えていることを実感しては先程より一層気持ちが昂るのを感じてぞくぞくと体の奥が疼き支配感を満たされつつあることに満足そうに目を細めるも、有無を言わさず与えられた首筋への鋭い刺激にびくりと体を震わせ思わず余裕無さげに眉を下げ、相手の服をきゅう、と掴んでは絞り出すように相手の名前を呼んで ）
…ん、その顔反則、（ 態とらしいものとは何となく分かっていながらも向けられた悲しそうな表情に言葉を詰まらせると口を尖らせ不満げに呟いて ）…俺より可愛い理久に言われたって素直に喜べない、って意味だよ、（ 相手の頬つんつん ）…、好き？（ 子供っぽい所を治す決心を固めていたものの、好きだと言われてしまえばその決心も簡単に揺らいでしまうのを感じながら催促するように聞き返し ／ ← ）
っぷ、くく（ 明らかに棒読みな相手の発言を耳に聞き入れると小さく吹き出して ）
…〜〜っ、ちょっと！ストップストップ（ 挑発的に仕掛けてみたものの、まさか本当に挙げられるとは思わず止まらない相手のマシンガントークにみるみるうちに耳まで赤く染めて。慌てたように両手を顔の前でぶんぶんと振って制止させようと ／ 必死 ／ 恥ずかしい反面実は嬉しくもあるよう ）…やーだ、（ 貶されているとも取れる相手の発言だがそこに愛情を感じるのも事実、手を退けられると緩み切った顔を晒してしまう他ないのだがそれでも情けない顔はあまり見せたくないようでふい、と視線逸らし ／ 可愛くない ）


大丈夫、…ていうか、俺の方こそ最近会いに来れてなくてほんとごめん。（ 抱き留めぎゅううう ／ すりすり ）…それに、俺だって理久になかなか会えてなくてそろそろ充電切れそう（ 弱々しく笑みを浮かべて ）んん、…だから、？（ 安心させるべく相手の髪を優しく撫でながらも穏やかな声色で問い掛けてみて ）俺も、もっと来れるようにするから。ごめんな、（ しゅん、と眉下げ ／ ぎゅう返し ／ すりすり ）