柊 2018-06-21 18:22:54 |
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<菊池さんはからかい上手>
委員長としての仕事の打ち合わせで顧問のクラスにきた。
『おっ!◎◎ー』
「えっ、はい!」
『お前面白いのなw』
「どこがですかぁ!」
『そゆとこw』
何もアクションを起こしてない段階からからかってくるのは先輩の菊池さん。
…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…
菊池さんとは、生徒会の任期で一番最後の集会の準備で初めて知り合った。
マイクテストで『◎◎ー!』と叫ばれたのが始まりだった。
菊池さんは、喋ったことのない先輩に突然名前を叫ばれて戸惑っている私をみて笑っていたのだ。
その後、先生の到着を待つ間しばしの休憩。
『なぁ、台本見せて。』
隣に座ってくる菊池さん。なぜかこのとき、緊張したのを覚えている。
先生への愚痴やテストの話とか、たわいもない話をしたんだっけ。
…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…×…
{おっ、委員長じゃん菊池知り合い?}
『こいつめっちゃ面白いから。』
{○○ちゃん□□の彼女だもん}
「まだ言ってるんですか!?」
{俺は信じてるよ。キリッ}
「勝手な噂を、、、」
『何気に知り合い多くね?w』
「このクラスに知り合いの先輩が多いんです」
【委員長ー】
先生に呼ばれたから一旦さよなら。
……×……×……×……×……×……×……×……×
打ち合わせ終了。
『えっ、お前青団だったのかよw』
「そーですけど。」
『まじかずっと白だと思ってたww』
「菊池さんと一緒とか疲れますww」
『ひっどww◎◎のくせに生意気だしww』
『てかこの前の集会の挨拶かみすぎなww』
「私の出番が予定より早くなって緊張してセリフ飛んだんです!」
『そーなの?にしてもヒドいわww』
「慰めるとかないんですか?w」
『調子乗るだけだろww仕方ねーな、◎◎、よく頑張った!』
そう言って頭をぽんぽんと撫でられる。
『やべっ、予鈴鳴んぞーw』
「ヤバっ!」
『いーんちょーばいばーい!』
「失礼しましたー」
なんでだろ。あのときのドキドキと一緒。そんなことを考えながら私は教室へと急いだ。
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