頭の奥がじくじくと痛む。雨の日はそれが酷かった。嘘ばかりで塗れた悼みに隠され葬られたのは僕の過去。
街の外れに灯りが見える。派手な色は森の奥には似合わないんじゃ無いだろうか…きっと大人達はそんなことを思いもしないのだ。
デキタ大人達はきっとこんな僕に言うだろう。
「復讐なんて汚いことはやめなさい。そんなことをして何になる」
復讐が正義だなんて思わない。単純に僕は生きる為の糧になるものがコレだっただけだ。
「うるさいな。これが今の僕のすべてなんだ」
構えたピストルに同情なんていらない。
許しを乞うなら土下座でも靴でも舐めてみろよ、と思いながら僕は引き金を
(レス禁)