匿名さん 2018-06-10 12:20:27 |
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うぉ? うわ、うわぁ………
(数日間歩き続け、漸く辿り着いた街にはかつて見たことのないような光景が広がっており。外観だけではなく、音も匂いもこれまで触れたことのないものばかりで。近代的……という言葉すら知らない身の上の者にとってはまさに未知の世界であり、終始瞳を白黒させては、視界に捉えた対象が動きを見せる度に、疑問だったり驚きだったり関心だったりと、様々な感情を映した声を漏らし。……それも相手の腕を片手でがっしり掴んで、それとなく斜め後方に隠れつつ。後ろ頭で腕を組んで歩幅も大きく田舎道を歩いていた時の堂々とした余裕は現在面影もなく、そのような状況下で相手からはぐれることへの注意を促されれば、この都会とも形容できそうな街中で一人置き去りにされる想像をして不安を感じたのか、もう片方の手でも相手を掴んで、自分の身長よりも高い位置にある相手の顔を見上げ、少し切迫した面立ちとなり)
オレはちゃんと付いて回っているから、お前さえ振り払って勝手に何処か行ったりしなかったら迷わねぇよ……
(と上から目線なのか下から目線なのか、よく分からない発言をし、さりげなく先程までより一層、距離を詰め。明らかに都会に対して不慣れな態度であり、しかも、それで相手に実質ベタベタしているので見ようによっては目立つのだが、本人はそこに注意を配れず。続けられた相手の言葉に対し、街の喧騒に気を取られて辺りをちらちら眺めつつも、相手にだけ聞こえるぐらいの静かな声量で「……当てはないのか? 知り合いとか、これだけ人間が沢山いるなら、店とかさ」と応じ。……その時、不意に近くで呼び止める合図のような口笛が聞こえれば、衣服に着古した雰囲気こそあるものの、それなりにきちんとした身なりの30~40代くらいの男が近付いてきて、相手に声をかけ、相手にしがみついている自分の方には人差し指を向け)
『お兄さん、外から来たのかい? その子は商品?』
(悪意の口振りではなく、亜人に限らず、奴隷売買が行われている世の中のため、素直に思ったことを聞いてみた、という様子で。表情もにこやか、かつ爽やかなぐらいで敵意は感じられず、恐らく、この男も奴隷商か、その筋に詳しい人間であり、聞けば奴隷市の場所などを教えてくれる気なのだろう。裏に精通している人間であれば、表の店のことも詳しそうだが、果たして)
(/お答えとお褒めのお言葉をありがとうございます^^* 流れについて了承しました。レスやロールについては本当にこちらこそです>< 結構癖の強いロールを回していると思うので、お付き合い頂けていることはとても嬉しいですし、有り難い限りです)
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