>>メカゴジラ …っ (敵の攻撃より僅かに己の方が早い──そう思っていたのも束の間、いつの間にか目の前に出現していた砲台に足が止まりそうになって。戦場に置いては一瞬の判断が命取りとなる…その一瞬の遅れが、下から伸びてくる槍状の突起を避けることをも遅らせて。身を捩り、致命傷はかわしたものの砲台への対応が遅れてしまう。一度の遅れ、一度の迷い、それらが己を危機へと陥れる…今、宗像形は無防備だった)