おや、もう終わりですか。 (呆気なく倒れたネズミを始末し、普段よりも随分幼い姿の主を見下ろすと数度瞬きをして。「それがご命令ならば…何処へお運びすれば宜しいでしょうか、お嬢様?」相手の言う通りに華奢な体を優しい力で抱き上げると、目線を合わせて問いかけ。)